日帰り旅行の費用とその相場について

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日帰り旅行は温泉目的であるのか、それとも海水浴や山登りなどのレジャーが目的であるのかによって、必要になる費用とその相場が変わってきます。今回は具体的な日帰り旅行先の場所とその相場を首都圏及び関東地方の例を挙げて紹介しました。

日帰り旅行を近々しようと考えている人がこの記事を読み日帰り旅行の計画を立てやすくなれば、嬉しいです。

千葉県の銚子鉄道と犬吠埼への日帰り旅行の場合

千葉県は浦安市のディズニーランドや千葉市の幕張メッセなどエンターテイメント施設が数多くあり観光地として首都圏でも有名です。ですが千葉県と言えば九十九里浜と言っていい程、海を訪れる人が絶えません。その中でも房総半島の東の先端である犬吠埼と銚子鉄道は観光スポットとして近年人気が高まっています。

それはタレントのヒロミ氏が2017年の「24時間テレビ」で銚子鉄道の本銚子駅の駅舎をリフォームした事も大きいですが、なんと言っても銚子鉄道の名物である「ぬれ煎餅」がSNSで話題になったり、銚子鉄道の犬吠駅を訪れるカップルが増えた事が大きいでしょう。

その銚子鉄道と犬吠埼への日帰り旅行に掛かる費用ですが、日帰り旅行という事なので首都圏に住む方がその対象となると思います。

その場合バスを使うかそれとも鉄道を使うかでまず交通費が変わってきます。鉄道だと、首都圏の北端である茨城県や群馬県などの北関東から犬吠埼の最寄り駅である犬吠駅まで行くケースでも片道約三千円で行くことが出来、山梨県の甲府駅からだと約四千五百円となります。

なので鉄道の場合首都圏から犬吠駅まで片道約五千円以内と考えていれば、まず心配はありません。バスを利用する場合は新宿のバスタ新宿というバスターミナルから片道約三千円で銚子駅までのバスが出ているので、それを利用すると良いでしょう。

銚子駅からは銚子鉄道で犬吠駅まで行く事が出来ます。しかし、家から新宿まで遠いのであればバスを使わずに鉄道で犬吠駅まで行った方が低コストで現地まで行けるでしょう。このように首都圏から犬吠埼まで日帰り旅行をする場合、交通費を一万円以内と見積り食事代、お土産代などの諸費用も見積もると約一万五千円あれば犬吠埼と銚子鉄道への日帰り旅行を楽しむ事が出来ます。

ちなみに名物の「ぬれ煎餅」は銚子鉄道の犬吠駅や終点の外川駅で約千円以内で買えます。

神奈川県の鎌倉市への日帰り旅行の場合

西の都が京都であれば、東の都は鎌倉が当たると思います。神奈川県の鎌倉は源頼朝が鎌倉幕府を設置して以来、武家社会の精神的支柱の地として栄えてきた町です。そんな鎌倉は武家社会の庇護を受けた神社や仏閣が沢山作られたが故に観光地として今でも根強い人気があります。

江ノ電に乗って湘南の海を眺めたり、鶴岡八幡宮の境内に足を踏み入れれば、日々の憂さも晴らす事が出来るのではないでしょうか。そんな鎌倉へたどり着くために必要な交通費からまた話を進めます。まず鉄道の場合から始めます。

神奈川県内に住んでいる方なら片道千五百円以内のお金があれば行く事が出来ますし、県外の東京都や千葉県に住んでいる人もその住んでいる場所にもよると思いますが、片道二千五百円のお金で行けます。大変なのは北関東の方ですが、金額と時間が掛かってもいいのであれば片道約四千円のお金と片道約四時間をかけて日帰り旅行が出来ない事はありません。

次にバスの場合ですが、これも新宿のバスタ新宿から鎌倉行きのバスが出ています。これは片道約二千円で鎌倉へ行けるので、なかなかお得です。また鎌倉への日帰り旅行は神社や仏閣を巡らないと面白くないと思いますので、拝観料も持って行くようにしましょう。

以上の事を踏まえて鎌倉への日帰り旅行に掛かる費用を計算すると、交通費を八千円以内とし、食事代や拝観料などの諸費用を四千円以内として考えておけば、鎌倉への日帰り旅行は十分に楽しめるでしょう。

高尾山への山登りを兼ねた日帰り旅行の場合

日本列島には沢山の山がありますが、富士山の次に有名な山はおそらく東京都の八王子市にある高尾山だろうと思います。その高尾山へは日帰りで訪れる人も多く、その多くの人達は首都圏に住んでいる人が大半です。また高尾山を下山した後は近くにある相模湖を訪れる人も多く、ハイキングだけでない楽しみが高尾山の登山にはあると言っていいでしょう。

相模湖はインスタ映えする場所としても人気があります。高尾山入り口までにたどり着くために必要な交通費ですが、鉄道の場合まず中央本線の高尾駅で降りる必要があります。山梨県など中央本線の駅が最寄り駅である地域に住んでいる人の場合、片道二千円以内のお金で高尾駅まで行けます。

神奈川県に住んでいる人の場合、中央線を利用せず小田急線かその他のJRの各線を利用し、京王高尾線に乗り換え高尾駅で降りるパターンが無難でしょう。お金も片道約千五百円以内で行けるはずです。北関東に住んでいる人や千葉県に住んでいる人は、一旦新宿まででて新宿からバスタ新宿の片道三百九十円の高尾行きのバスを利用すれば鉄道だけで高尾駅まで行くより格安になるはずです。

交通費の他の費用は昼食代や高尾山のロープウェーを利用する場合はそのロープウェー代などを想定して約四千円持って行くと安心して山登りと相模湖の観光を楽しむ事が出来るはずです。

茨城県の水戸市への日帰り旅行

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茨城県の水戸市は千波湖の梅や尊皇攘夷の志士達を生み出した水戸藩の藩校の弘道館がある場所として有名です。特に千波湖の梅が咲き乱れる三月は多くの観光客が訪れます。そんな水戸市は日帰り旅行の行き先としても人気が高い場所です。

今回は水戸市が北関東にあるため、首都圏からの行き方だけでなく、隣の福島県からの水郡線を使った行き方と交通費も紹介したいと思います。まず鉄道の場合からですが、福島県から行くルートだと郡山駅から出ている水郡線を利用すると良いでしょう。

仮に郡山駅から水戸駅まで行った場合片道二千六百四十円で行けます。ただ、水郡線は本数が少ないので日帰り旅行をする場合はよく時刻表を確認する必要があります。東京都や千葉県から水戸市へ鉄道で行く場合は場所によって運賃が変わりますが片道五千円以内のお金で行けます。

バスを使う場合だとこれも新宿のバスタ新宿から片道約二千八百円で行けるので、東京都に住んでいる人はバスを使った方が交通費を抑えて水戸市への日帰り旅行へ行けるでしょう。結論として水戸市への日帰り旅行は交通費、食事代その他諸費用を含めて約一万円から約一万三千円のお金があれば、充分に楽しむ事が出来るはずです。

神奈川県の箱根湯本への温泉日帰り旅行の場合

箱根と言えば温泉、温泉と言えば箱根と言った具合に箱根は温泉街として栄え、全国にその名を知られています。日々の生活に疲れ、垢を落としたいと考える人で温泉につかりたいと思う人は多いのではないでしょうか。首都圏に住みそういった願望を持っている方にお勧めしたいのが、箱根湯本への温泉日帰り旅行です。

箱根ロマンスカーを使わずに日帰りで箱根湯本へ行く事は出来るのでご安心下さい。まず箱根湯本まで掛かる交通費から話を始めたいと思います。箱根の場合温泉街として整備された町ですので、他の観光地よりも駐車場が多いため、自家用車を持っている人は自家用車で行った方が交通費が掛からなくてその分安い日帰り旅行となります。

自家用車を持っていない、もしくは自動車を運転出来ない人は鉄道かバスで行く事になりますが、鉄道の場合北関東の北端の日立からでも片道約四千円で行けるので、首都圏からだと、片道四千円以内で箱根湯本へ行けるはずです。

バスの場合はこれも新宿のバスタ新宿から鎌倉行きのバスが出ていて片道約二千円で行けます。箱根湯本の温泉日帰り旅行の場合、他の日帰り旅行とは違い入浴料が掛かるのでその分を忘れずに持って行きましょう。入浴料は一般千円~千五百円の温泉が多いです。

交通費、入浴料、食事代、その他諸費用含めて約一万二千円から約一万五千円あれば快適な箱根湯本の温泉日帰り旅行が出来るはずです。

首都圏及び関東地方の日帰り旅行に掛かる相場は約一万円~約一万四千円です。

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今回は首都圏及び関東地方における日帰り旅行の主に交通費の紹介とその他の費用を紹介しました。近年、新宿にバスタ新宿が出来た事により関東圏への日帰り旅行をする場合、バスタ新宿のバスを利用する事が増えています。

しかし鉄道を利用する人も根強くいるため、鉄道の場合に掛かる交通費も紹介しました。今回の首都圏及び関東地方の日帰り旅行に掛かる費用の相場は約一万円~約一万四千円といったところでした。