バス旅行で四国を満喫しよう!

旅行者4

一度は四国を旅してみたい、そんなことを考えてはいませんか?四国は他の地域とは、また違った魅力に溢れている地方です。四国の八十八霊場を、巡ってみたいという人も多いのではないでしょうか。そんな四国を旅するなら、バス旅行がおすすめ。というのは、四国はバス旅行にとても向いているところだからです。バスツアーや路線バスを活用し、四国を味わいつくしてみませんか?

四国を楽しむのならバス旅行がおすすめな理由とは

四国を楽しむのならバス旅行がおすすめですが、その理由は2つあります。四国の気候は温暖で、雪はそれほど積もりません。山間部などでは積もることもありますが、冬季通行止めとなる道路は、四国にはそれほどないので安心です。

また、冬道はノーマルタイヤでは危険ですが、バスならバス会社がきちんと対処してくれます。全国的に大雪のとき以外なら、四国のバスツアーが雪のためにキャンセルになることはあまりありません。当初のプラン通りに旅行できる確率が高いのは、旅行好きにとっては嬉しいことですよね。

2つめの理由は、四国は鉄道よりも道路の方が利便性が高い、という点。四国は中央を四国山地が横切っており、そこを貫いて鉄道を設置するのは困難です。そのためほとんどの鉄道は、海側を迂回するようにして敷設されています。

唯一「土讃線(どさんせん)」が、香川県から高知県に向け、山脈を超えて線路を伸ばしているのみ。四国四県の県庁所在地を巡ろうとしても、鉄道の利用だけでは大変なのが実情です。

山脈を超えるのが困難なのは自動車も同じですが、四国には「四国8の字ネットワーク」という道路ネットワークの整備が進められており、鉄道と比較すると他の県に移動するのが容易です。この2つの理由で四国では、車での移動が主流となっています。

それに合わせて本州からのバスツアーも数多く行われており、選択肢が豊富です。四国を旅するのなら、バスを利用するのが手軽でよい、というわけですね。では四国各県の、見どころとおすすめバスツアーはどうなっているのでしょうか。

香川県の場合

香川県は、面積が全国で一番小さい県として知られています。とはいえ四国の中では大きな都市の多い県で、見どころにも恵まれています。香川県と言えば、うどん。そういった連想がされるほど、香川県とうどんは切っても切れない関係です。

その讃岐うどんを食べに出かける「讃岐うどん味アートめぐり」というバスツアーも存在し、人気となっています。高松駅が起点となるツアーなので、高松を訪れるならば旅行プランに加えてみるのもよいでしょう。香川県の観光スポットならば「金刀比羅宮(こんぴらさん)」を挙げないわけにはいきません。

1300段以上にもおよぶ石段が有名ですし、大門や書院などといった見どころも豊富です。恋人同士で行くのなら「エンジェルロード(天使の散歩道)」はどうでしょうか。干潮時にだけ現れる砂の道を、2人で手をつないで渡ると天使が舞い降りる、といった伝説のあるスポットです。

また、手前の弁天島の「約束の丘展望台」もおすすめ。ここへは路線バス(西浦線)で行くのが便利です。他にも「鬼ヶ島大洞窟」や「屋島」「銭形砂絵(琴弾公園内)」など、香川県には見どころがたくさん揃っています。

高知県の場合

旅行者5

高知県は、観光スポットに恵まれている県です。四国の南部に位置し、東西に長く伸びています。国立公園としては「足摺宇和海国立公園」がありますし、国定公園は「石鎚国定公園」と「剣山国定公園」そして「室戸阿南海岸国定公園」と3つも揃っています。

名勝・史跡も多く、それらを路線バスを使って訪れるのは楽しいものです。まず「室戸岬」ですが、ここは約2キロに渡る「乱礁遊歩道」がおすすめ。空海ゆかりの「御厨人窟」や「目洗いの池」なども見どころです。室戸岬へは土佐くろしお鉄道「奈半利駅」から、高知東部交通バスで行くことができます。

展望台から眺めることで地球が丸いことを実感できる「足摺岬」も、高知県有数の観光スポットです。足摺岬から眺める朝日は、人生で一度は味わっておきたいものの1つ。初日の出に合わせ、出かけてみたいものですね。ここへは土佐くろしお鉄道「中村駅」から、高知西南交通バスが便利です。

高知県のバスツアーなら「天界集落椿山」へ向かうツアーがおすすめです。秘境中の秘境である深山幽谷の地で、太鼓踊りを楽しみましょう。

徳島県の場合

徳島県は、四国の東よりに位置する県です。かつては阿波国と呼ばれていたこともあり、阿波踊りで知られています。険しい山が多い県でもありますが、山間部から流れでる河川に恵まれており、観光スポットも目白押しです。

徳島県の観光スポットとして一番有名なのは、大鳴門橋ではないでしょうか。その大鳴門橋から徳島名物である「うずしお」を眺めるというバスツアーが、広島や岡山などから出ています。またうずしおは、JR「鳴門駅」より徳島バスで見に行くこともできますよ。

三好市の「祖谷のかずら橋」は、シラクチカズラで編んだとされている吊り橋です。川面から14メートルの高さに位置し、橋を渡るには度胸が必要です。夜にはライトアップもされますし、近くに温泉もあるので家族で訪れてみませんか。

この橋にはJR「大歩危駅」より四国交通バスが便利です。徳島県の温泉なら「大歩危 祖谷温泉郷」がおすすめ。秘境ムードに満ちた温泉郷ですが、日帰りで楽しむことも可能です。この温泉郷へはJR「阿波池田駅」から四国交通バスで行くことができます。

愛媛県の場合

愛媛県は、瀬戸内海に面している県です。愛媛と言えば柑橘類。特に「みかん」や「いよかん」が有名で、それ以外でもハッサクや、キウイフルーツなどでも知られています。国立公園としては「瀬戸内海国立公園」や「足摺宇和海国立公園」が、国定公園としては「石鎚国定公園」が存在します。

このように楽しめるポイントの多い愛媛県は、温泉に恵まれた県でもあるのです。日本三古湯の1つである「道後温泉」へは、大阪からバスツアーも出ています。西条市の「石鎚山」は日本七霊山の1つで、山岳信仰の修験道としても有名です。

石鎚山へ登るなら「石鎚登山ロープウェイ」を利用してみましょう。山麓下谷駅から標高1300メートルにある成就駅まで、空の散歩が楽しめますよ。ここへはJR「伊予西条駅」から、せとうちバスで行くことができます。

松山市の「石手寺」は、四国霊場第51番札所です。国宝の仁王門がありますし、マントラ洞窟も見どころの1つ。このお寺には伊予鉄道「松山市駅」から、伊予鉄バスでいくのが便利です。またJR「新居浜駅」から、せとうちバスで行ける「マイントピア別子」も、巡っておきたいスポットです。

バスに乗って四国を巡ってみよう

海あり山あり霊場ありな四国。また四国は、温泉や観光スポット、ご当地グルメなども豊富なところです。自家用車で巡ることもできますが、遠くから四国まで車で行くのは大変です。面積の狭い四国の旅は、バスを使ってのんびり楽しむのがよいでしょう。

景色を眺めながら、バスに揺られて行くのもおつなもの。今回の記事を参考にして、バスで四国を味わいましょう。

関連サイト(日帰りバスツアー 博多発 … オリオンツアー)https://orion-bustabi.com/kyusyu